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VRを活用した図書館システム

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VRを活用した図書館システムとは?

VRを活用する仕組みと現状

図書館システムへのVR(Virtual Reality:仮想現実)技術の導入では、APIやデータベースの連携、利用者のIDや図書館カードによる認証、蔵書の電子化と3D化、VR空間のデザインなどが行われます。

2025年時点ではまだテスト段階にある取り組みで、運用コストや著作権の問題などの課題もあります。一方で、利用者の情報を登録し、図書館内部を仮想化することで「バーチャル図書館」としての提供が可能です。

VRを活用するメリット

VRの導入では、利用者が実際に図書館を訪れているような体験を提供できます。遠方に住んでおり図書館に通えない利用者がVRを活用することで、パソコンやスマートフォンから仮想の図書館にアクセスできます。

図書館の運営者は利用者に対して、実際に図書館を訪れているような体験を提供できます。歴史資料や美術・工芸作品を3D化すれば、実物を眺めるように回転や拡大表示を行えるため、インタラクティブな体験が提供できるでしょう。

また、VR図書館が実現すれば、実際の図書館よりも内部のスペースを広くとることができます。書籍や展示物を実際の空間よりも多く配置できるため、利用者に対してスムーズに図書館の蔵書や展示を提供できる点がメリットです。

VR空間では、特別展や企画の運営も柔軟に実施できます。教育プログラム、ワークショップ、期間限定の催しなどを仮想空間内で実施できるので、予約状況や混雑を気にせずに実施することができます。

VRを活用するデメリット

VRの利活用には、導入や運用にコストがかかります。利用者用のVR端末の用意、サーバーや3Dコンテンツの制作、システム運用の手間やコストに加えて、セキュリティ対策にも継続的に費用がかかる点がデメリットです。

VRに不慣れな利用者は、自主的にコンテンツにアクセスできない可能性があります。操作方法に戸惑い、楽しさを実感できないケースも考慮すべき部分です。また、長時間使用することで目や頭に負担がかかりやすいため、長時間使用への注意を呼びかける必要があります。また、視覚に制約がある利用者にはVR自体が不向きなため、そうした方への配慮も必要になります。

VRを活用した図書館システムの事例

図書館ソリューション「VR図書館」

NECソリューションイノベータが提供するVR図書館は、360度カメラで撮影したバーチャル図書館を散策し、閉架書庫の見学や座席予約システムへの遷移が可能です。

参照元:NECソリューションイノベータ(https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/pow/library/vr.html

未来の図書館「バーチャル図書館」

バーチャル図書館は、株式会社図書館流通センターと大日本印刷株式会社が共同で開発したシステムです。電子書籍の貸出・返却が行える電子図書館システムのノウハウを基に開発されており、仮想の図書館上で書架を巡って書籍の閲覧や取り寄せが行えます。

参照元:TRC株式会社図書館流通センター【PDF】(https://www.trc.co.jp/information/pdf/20201030_TRCrelease.pdf

VRの活用以外にも図書館システムの基礎知識をチェックしよう

図書館システムにVRを活用すると、スムーズな貸出予約や返却、ストレスの少ない図書館の利用体験が提供できます。図書館に行けない人にもアプローチできる方法です。

当サイトでは、図書館システムについての基礎知識を紹介しています。下記の記事もぜひ参考にしてください。

図書館システムとは

種類別に探す図書館システム

図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。