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iLisシリーズ【富士通/公共図書館用】

おすすめの図書館システムを種類別にチェック

公開日: |更新日:

富士通Japanが提供する図書館システム「iLisシリーズ」について解説しています。

コスパのよいクラウド型の「WebiLis」。中小規模図書館向けの「iLiswing」。大規模図書館向けの「iLisfiera」を図書館側の事情に合わせて構築できます。

それぞれの特徴や事例を見ていきましょう。

富士通の学校図書館用システムLB@SCHOOLシリーズはこちらに掲載しています。

WebiLis

WebiLisの特徴・基礎情報

WebiLisは2010年にリリースされた月額料金制のクラウド図書館システム。シンプルな機能でサーバ型に比べるとコストが安くなります。

学校図書館との連携向き

WebiLisは運営コストが安価で、短期間で導入が可能。運営予算の少ない学校図書館も、パソコンとプリンタさえあれば、簡単にシステムを導入できます。

災害に強く、環境にも優しい

WebiLisのデータは、ネットを介して富士通のデータセンターに保管されるので、自前でサーバを持つほど電力を消費せず、ペーパーレス。災害時でも復旧しやすいというメリットがあります。

導入形式 クラウド
費用 要問合せ

WebiLisを
導入している図書館

大分県臼杵市立図書館/埼玉県羽生市立図書館ほか

WebiLisを導入している図書館の事例

大分県臼杵市立図書館

臼杵市立図書館は、2018年3月の新築移転を機に「WebiLisV3」を導入。2018年6月には来館者が前年同月比300%に増えましたが、自動貸出機やICタグの蔵書管理などで円滑に業務が行えました。

埼玉県羽生市立図書館/郷土資料館

羽生市立図書館はシステム運用コスト削減のためにクラウド型の図書館システム「WebiLis」やデジタルサイネージ「ChaMEO」などを導入。ホームページと特大画面による蔵書案内が利用者に好評です。

参照元HP:富士通 https://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/case-studies/hanyu-library/index.html

図書館種別ごとに見る
導入数の多い図書館システムとは

iLiswing

iLiswingの特徴・基礎情報

iLiswingは富士通が開発した市町村向け公共図書館システム。Webアクセシビリティの高い図書館ポータルサイトが特徴で、かわいいキャラクターが登場し、子どもが自然と本に親しむよう作られています。

どこからでも図書館へアクセス

Web上から誰でも簡単に検索できるノートパソコン、スマートフォンやタブレットなどのデバイスに対応。サイト上にキャタクター「ほんナビきっず」が登場し、検索の仕方もわかりやすく、家族で本に親しむ機会を提供します。

ICタグシステムと連動して業務効率化

サーバ導入型のiLiswing はICタグを活用した蔵書管理にも向いています。蔵書の保管、貸出処理などを自動化して、蔵書管理に使っていた時間や手間を、市民が本に親しめる企画を作り出すことに使うことができます。

導入形式 オンプレミス
費用 要問合せ

iLiswingを
導入している図書館

栃木県小山市立中央図書館/山梨県韮崎市立図書館ほか

参照元HP:富士通 https://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/solutions/industry/social/iliswing/

iLiswingを導入している図書館の事例

栃木県小山市立中央図書館

小山市中央図書館は2016年に「iLiswing V3」と、UHF帯ICタグで蔵書を管理するソフトウエア「Cha MEO (シャミオ)」を導入。利用者が目的の本を探しやすくなり、ICタグのおかげで蔵書点検のための長期休館もなくなりました。

参照元HP:富士通 https://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/case-studies/oyama-lib/index.html
山梨県韮崎市立図書館

2011年、JR韮崎駅前に建てられた多目的施設「市民交流センター(愛称:ニコリ)」に併設された韮崎市立図書館は、ICカードやおサイフケータイと、蔵書のICタグを連携させる「iLiswing21/We V2」を導入。市民にも好評です。

参照元HP:https://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/case-studies/nirasaki-library/index.html

図書館種別ごとに見る
導入数の多い図書館システムとは

iLisfiera

iLisfieraの特徴・基礎情報

iLisfieraはハイブリッド型Web版公共図書館システム。Webでもサーバでも同じように動作する特徴があり、図書館だけでなく、図書館を運営する自治体の事情に合った、きめ細やかなカスタマイズが可能なシステムです。

20年先を見据えた拡張性

iLisfieraは県立図書館や中核市、特例市などの大規模図書館向けに構築された、カスタマイズを積み重ねる拡張型の図書館システム。未来に予測される自治体の合併、外国人居住者の増加などにも対応できます。

Webとサーバのハイブリッド方式

iLisfieraは、利用者にとって使いやすいWeb上のインターフェイス機能と、強固なセキュリティを持つサーバ方式の両方を併せ持つハイブリッド方式の図書館システム。Web側と運営側が同じ操作画面を見ることができます。

導入形式 オンプレミス
費用 要問合せ

iLisfieraを
導入している図書館

宮城県仙台市立図書館/大阪府吹田市立図書館ほか

参照元HP:富士通https://www.fujitsu.com/jp/group/fjm/solutions/industry/social/ilisfiera/index.html

iLisfieraを導入している図書館の事例

宮城県仙台市立図書館

仙台市立図書館は、東日本大震災からの復興を資料の面からサポートする趣旨で、2016年に「iLisfieraV3」を導入、200万冊以上の蔵書をWebとICタグで管理しています。

参考元HP:富士通【pdf】https://www.fujitsu.com/jp/documents/solutions/industry/education/social/case-studies/lib-city-sendai/lib-www.smt.city.sendai.pdf
大阪府吹田市立図書館

大阪府北部にある吹田市は人口373,557人(2019年12月末時点)の中核市。2016年、吹田市立図書館は、100万冊の蔵書にUHF帯ICタグを取りつけ、「iLisfieraV3」を導入しました。予約、貸出、返却の80%(2016年8月時点)を利用者がセルフで行っています。

iLisシリーズを開発した
富士通Japanとは

富士通Japan株式会社は、企画提案力に優れた株式会社富士通マーケティングと、電子計算機に強い富士通エフ・アイ・ピー株式会社が、2020年に合併してできた企業。それぞれの強みを生かした事業展開が期待されています。

会社名 富士通Japan株式会社
本社所在地 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
電話番号 0120-835-554
受付時間 9:00~12:00、13:00~17:30(土日祝・会社指定の休業日を除く)

種類別に探す図書館システム

図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。