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LS@SCHOOL・LB@SCHOOLは、富士通が学校図書館向けに開発した図書館システム。学校図書館の蔵書管理や貸出返却処理などを合理化して、司書の先生の負担を減らし、子どもたちが本に触れる機会を増やします。
インターネットを介して学校図書館の図書館業務や運用を行える図書館システムです。システムの運用の手間がかからないクラウド型で、パソコンがあれば、短期間で導入できます。
学校図書館を運用するために必要な機能のみを厳選。サーバの設置・運営費用は必要ありません。月額5,700円~(複数校連携は7,900円~)で利用できる手軽さも魅力です。
TRC、日販のNAC-MARC、日書連などのMARCと連携。新刊や既存本のバーコード処理を代行するので、すぐに本が貸出可能な状態になります。図書データは富士通が管理するのでバックアップの心配もありません。
導入形式 | クラウド |
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費用 | 月額:5,700円~(1ライセンス、学校単独)、7,900円~(1ライセンス、複数校連携) |
岩手県西和賀町立沢内小学校/宮崎県大崎市立三本木小学校ほか
岩手県西和賀町立沢内小学校は、平成23年に沢内第一小学校・猿橋小学校・川舟小学校・貝沢小学校の4つの学校が統合されてできた小学校。校区が広く、生徒のほとんどがスクールバスを利用して通学しているため、本の貸出時間は昼休みのみ。
短時間で生徒に本に触れられる機会を増やそうと、LS@SCHOOLを導入。夏休み中に図書の登録を完了し、2学期から図書館システムが稼働。貸出返却に手間がかからなくなり、貸出冊数も増えました。
三本木小学校では2009年、パソコントラブルで旧図書館システムがダウンし、すべてのデータが消失。やむなく手書きの貸出用紙を使った貸出処理を行いましたが、システムに慣れていた高学年の生徒は、貸出用紙を書くのがわずらわしくなったようで、利用率が減りました。
富士通のデータセンターでデータが管理される、クラウド型のLS@SCHOOLを導入したところ、利用率が倍増し、司書の先生と生徒のコミュニケーションも増えてきました。
LB@SCHOOLは、地域内の学校図書館をネットワークで接続し、全校のデータを一括管理して、図書の物流や図書情報の集中管理を行う図書館システム。これからの学校図書館が担う学習情報センターとしての役割をサポートします。
地域の学校図書館のデータを一括管理するため、学校間相互貸借や公共図書館との連携(富士通iLisシリーズ対応のみ)が可能になります。学校図書館から他の学校図書館や公共図書館の蔵書検索や、貸借依頼がリアルタイムでできるようになります。
データセンターにアクセスできるパソコンであれば、校内のどのパソコンからでも蔵書を検索したり、授業に必要な図書を予約したりできます。調べ学習や国語の授業などで、学校図書館の図書を活用しやすくなります。
約340万冊分の書誌データをシステム内に持っているので、新規図書購入もしやすくなります。また、蔵書データは、データセンターで保管されているので、サーバ障害やバックアップの心配もありません。
導入形式 | オンプレミス |
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費用 | 要問合せ |
千葉県市原市教育委員会
千葉県市原市には65校の小中学校があります。2013年、市原市教育委員会は、それまで手作業で管理していた学校図書館業務のシステム化を、65校すべてで同時に行いました。65校を13系統に分け、学校の夏休みを利用して、蔵書の1冊1冊にバーコードラベルを貼り、システムとの紐づけ作業を計画的に実行。
2014年2月の導入以降、図書館とも連携し、図書館の利用率も向上。読書履歴表や、一定冊数本を読んだ子供に表彰状を贈る機能などのおかげで、子どもたちの読書意欲も高まったそうです。
富士通Japan株式会社は、株式会社富士通マーケティングと富士通エフ・アイ・ピー株式会社が、2020年に合併してできた企業。多くのSEが在籍し、システムベンダーとして、きめこまやかなサービスを行っています。
会社名 | 富士通Japan株式会社 |
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本社所在地 | 神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1 |
電話番号 | 044-777-1111 |
受付時間 | 9:00~17:30 |
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。