無料・フリーの図書管理システムの精度
おすすめの図書館システムを種類別にチェック
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ネット上で配信されている無料・フリーの図書館システムについて調査しました。
最大の弱点はセキュリティ
無料の図書館システムは、機能面だけを評価すると「使える」ものも多く、予算がない図書館にとっては救世主的な存在です。
気をつけたいのは、そのセキュリティ面。
近年は学校や会社など、どこもネットワークのセキュリティが強化されています。そもそもセキュリティ的に使えないという可能性もあります。
セキュリティが弱いということは、ウイルスなどの脅威もあるので、自衛が必要になります。
そういった面をクリアできると思う場合には、導入を検討してもいいでしょう。
無料のシステムの中には、Amazonへの検索にPA-API(Product Advertising API)を利用しているものが多く、その場合2020年3月下旬よりAmazonアソシエイトの仕様が変更され、現在PA-APIを利用したAmazon検索ができなくなっており、プラグインを使う必要があるので、注意しましょう。
WebLib
用意するものはバーコードリーダー、バーコードラベル、保護ラベル、図書ラベル。作業方法は以下になります。
蔵書登録
- はじめに蔵書の整理を行います。登録しない本は思い切って廃棄を。
- 本の番号の桁数を決めます。WebLibでは13桁まで対応していますが、6桁~8桁がオススメです。
- WebLibからバーコードを印刷します。6桁の場合は000001のように、先頭を0でうめてください。
- 本にバーコードラベルを貼ります。
- バーコードラベルの上から保護ラベルを貼るか、本の表紙全体をブックフィルムでコーティングするとバーコードが長持ちします。
- WebLibの蔵書登録画面で登録を行います。
利用者登録
- WebLibの利用者登録画面から利用者を登録します。
- 利用者にカードを配布するか、図書室にバーコード付き利用者名簿を配備するか決めてください。
- 利用者カードを配布する場合はWebLibの蔵書管理のバーコード印刷で印刷したバーコードをカードに貼ってください。
- 図書室に利用者バーコードを配置する場合は、帳票画面の利用者一覧のユーザーバーコード表示で印刷した利用者名簿を図書室に配備してください。
蔵書管理 Professional
約2万冊を管理できる「蔵書管理 Professional」。
ダウンロードページに記載がある機能は以下です。
貸出管理&名簿管理
これまでの蔵書管理に加え,貸出管理と名簿管理が可能になりました。主な機能は次のとおりです。
- 名簿管理とリンクし,利用者IDナンバーを入力することによって利用者名を自動取得
- 表示された利用者の読書履歴を表示
- 蔵書番号を入力することによって蔵書管理のデータベースから蔵書データを取得
- 表示された書名・著者名・出版社・出版年の各キーに基づいた利用履歴を表示
- 小規模図書室(館)の貸出業務に対応するために貸出票の印刷機能を装備(登録画像も可)
- 読書履歴と利用履歴は,表示されているデータのみエクセルファイル出力が可能
- 出力したエクセルファイルを即時開くことができるので,素早い印刷が可能
その他
- 蔵書管理 更新削除 において,蔵書情報の単票印刷が可能(登録画像も可)
- 蔵書管理 更新削除 の蔵書データを基にした貸出管理の起動が可能
- データのバックアップ機能を装備(蔵書管理・貸出管理・名簿管理それぞれに対応)
- これまで別ソフトウェアだったデータ変換機能をインクリメント
- エクセルで作成された名簿情報を取り込み本ソフトウェアで活用可能
- 初期化用データベースファイルを装備
- IDナンバーと蔵書番号入力において,NumLockの機能を装備
- データ一覧において,検索後の表示データのみのエクセルファイル出力が可能
りぶりぶ
サーバ上で動くアプリケーションです。Webサーバの立て方もサイトで紹介してくれているので、初めての人でもできるはず。
図書館システム・会社一覧と
選び方のポイント
種類別に探す図書館システム
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。