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QRコードは、「Quick Response(クイック・レスポンス)」の略で、縦と横に記録した情報を高速で読み取れるようにした2次元バーコードです。専用のリーダーでコードを読み取ると、特定のURLにアクセスできるため、申し込みページや情報の確認、会員証・チケットを画面に表示させるといった使い方ができます。
限られたスペースにも多くの情報を埋め込めるため、広告やキャッシュレス決済にも使用されてきました。ユーザー自身による検索や入力を省略できる方法として、利便性とスピードが評価されています。
1次元バーコードは、線の太さや間隔を工夫して情報を表すものです。縦方向に読み取らせるシンプルな構造で、商品の識別や在庫管理などに使われてきました。QRコードは縦方向に加えて、横方向にも情報が配置できます。2次元にすることで格納できる情報量が多いことも特徴のひとつです。
従来の1次元バーコード(例:JAN/EANコード)は、通常13桁程度の数字データを扱います。これに対して、QRコードは最大で数千文字(具体的には数値で最大7,089文字、英数字で最大4,296文字、漢字で最大1,817文字)のデータを記録できます。また、QRコードはバーコードにはない誤り訂正機能も搭載しており、コードの一部に汚損があっても読み取れます。
図書館では膨大な情報を扱うため、QRコードのほうが使いやすい場合があります。たとえば、書籍のラベル部分にQRコードを印字し、QRコードの読み取りアプリを使用して、利用者が書籍の情報や貸出状況を確認するような使い方です。
図書館のお知らせや館内マップの表示、電子書籍のアクセスリンクとしてもQRコードが活用できるでしょう。
島根大学附属図書館では、2021年7月にQRコードを使った蔵書点検の実証実験を実施しました。ラベルを製本雑誌の背に貼り付けて、一括読み取りが可能なプログラムを使用した結果、1分24秒で92冊の蔵書点検が完了しました。
参照元:島根大学附属図書館(https://shimadai-lib.hatenablog.jp/entry/2022/07/11/160409)
おとのもり保育園では、QRコードを使った貸出管理サービス「カシカン」を導入し、絵本の貸出サービスを提供しています。スマホで完結する手軽さから忙しいお迎えの時間でも簡単に借られるため、保護者からの反応も良好です。
また貸出は無人で対応できるため、担当の先生の手間もかかりません。
参照元:カシカン(https://blog.casican.me/interviews/おとのもり保育園)
QRコードは、1次元バーコードよりも多くの情報を記録できる2次元コードです。特定のWebサイトやWebページに遷移させることで、商品の検索や会員証の表示など多用途に活用できます。図書館システムでも応用例が見られます。
下記のリンクでは、図書館システムの基礎知識をまとめています。導入時の参考にしてください。
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
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