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図書館システムとFeliCaの連携

おすすめの図書館システムを種類別にチェック

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図書館システムに連携できるFeliCaとは?

FeliCaの仕組み

FeliCa(フェリカ)は、ソニー株式会社が開発した非接触型ICカード技術で、13.56MHzの高周波を利用した近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)方式です。

カードを読み取り機(リーダー)にかざすだけでデータの送受信が行えるため、電子マネーや社員証など多用途に利用されています。FeliCaのカード内部にはICチップとアンテナが内蔵されており、端末から電波を受信して動作する仕組みです。

FeliCaには暗号化通信機能や認証機能が搭載されており、不正利用や情報漏えいを防止します。通信速度も高速で、1秒未満で処理が完了することもあります。

FeliCaを使ったカードの種類

FeliCaを採用したカードには、次のような種類があります。

図書館システムにFeliCaを連携するメリット

利便性の向上

図書館システムにFeliCaを連携させると、サービスの利用がスムーズに進むようになります。図書館が発行する利用者カードを使用せず、Felica搭載のカードを端末にかざすだけで、本人確認や貸出・返却が行えるようになるからです。また、非接触で操作できるため衛生的で、感染症予防につながる点もメリットです。

図書館の運営者にとっては、FeliCaによる入退館や貸出・返却がスムーズに行われることで、カウンター前での混雑緩和に役立ちます。利用者がFeliCa搭載のカードを端末にかざすだけで貸出や返却が完了するため、手続き時間が短縮され、カウンター前の行列が減るからです。

業務の効率化

FeliCaとの連携により、貸出・返却・入館管理が自動化されます。手入力やバーコード読み取りにかかる手間を省いて、窓口での対応時間が短縮され、業務負担を軽減し、効率化が可能です。

さらに、利用者の来館履歴や貸出・閲覧データを一元管理できる点もメリットです。蔵書管理・人気資料の分析・利用状況の把握が容易になり、図書館運営に役立てることができます。

FeliCa以外にも図書館システムの基礎知識をチェックしよう

FeliCaは安全性や利便性を兼ね備えており、交通や金融のほか、学校や企業など幅広い分野で活用されている技術です。 図書館システムへ導入することで、業務の効率化や利用者の満足度向上が期待できます。導入を検討する際の参考にしてみてください。

当サイトでは、図書館システムの特徴や導入までの流れ、オンプレミスとクラウドの違いといった基礎知識を紹介しています。以下のページもぜひ参考にしてください。

図書館システムとは

種類別に探す図書館システム

図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。