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大学図書館の今後

おすすめの図書館システムを種類別にチェック

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18歳人口の減少による少子化、基盤的経費の削減に伴う大学の統廃合など、現在の大学は全体として厳しい環境に置かれており、大学間における競争も厳しさを増しています。
大学図書館に求められる機能や役割も変化が求められる時代、大学図書館もデジタル化・オープン化の波の真っただ中におり、再構築を迫られています。そうした大きな環境変化の中、大学図書館が直面している多様な課題としてよく使われるキーワードを解説します。

ラーニングコモンズ

最近の大学では学生の主体的な学びが重要視され、その支援を行うことが大学図書館に求められます。
ラーニングコモンズは、複数の学生が集まって議論を進めていく学習スタイルを可能にする「場」を提供するものです。印刷物や図書資料だけでなく電子情報資源も含めた資料の提供、パソコンやモニターなど電子関連機器の設備などが必要となります。

図書館のラーニングコモンズ
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大学図書館の業務委託

大学が求める業務の効率化と人件費削減などの理由から、現在は大半の大学図書館が業務委託を採用しています。
業務を委託するにあたっては、大学側(専任職員や臨時職員)が担うべき業務と業務委託が行う業務との区分けが必要です。大学は専門知識や図書館運営に精通した職員の確保を進める一方、業務全般の効率化のため一部の業務を委託します。

大学図書館の業務委託
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APC(論文掲載料)とは

APCとは論文に課される掲載手数料です。論文を掲載する際、著者である研究者に対して出版社が手数料を課します。
大学の場合、基本的にAPCは研究者の所属する大学によって支払われます。近年は学術誌のオープン化が進んでおり、大学の資金不足により研究者が論文掲載料の支払いができないなど、オープンアクセスでのAPCに関する問題も発生しています。

APC(論文掲載料)
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電子ジャーナルのオープンアクセスとは

研究成果の流通や情報取得を促進するため、電子ジャーナルのオープンアクセスが進んでいます。オープンアクセスとは、論文などの研究成果をインターネットを通じて誰もが無料で閲覧可能な状態にすることです。
大学では論文を電子ジャーナル化して、学術誌や大学紀要などの電子ジャーナルをまとめた機関リポジトリの構築を進めています。

電子ジャーナルのオープンアクセス
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新NACSIS-CAT/ILLとは

長年使われてきた国立情報学研究所 が提供する総合目録データベースNACSIS-CATが、2023年に大きく仕様変更します。そもそもNACSIS-CATとは何か、仕様変更は大学図書館にどういった影響をもたらすのか。

新NACSIS-CAT/ILL
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種類別に探す図書館システム

図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。