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オーディオブックは耳で聴く音声コンテンツです。図書館システムを活用して、オーディオブックを配信するケースが増えてきています。
ここでは、図書館システムを活用したオーディオブック配信のメリットと導入事例を紹介します。
オーディオブックの導入によって、館内で本を読んだり借りて自宅などに持ち帰ったりするほかに、本の内容を「聴く」場所としても図書館を利用できるようになります。
長時間本を読む時間がなくても、オーディオブックなら短時間で内容を把握できるので、気軽に図書館を活用できるようになるでしょう。
利用者にとっての選択肢に「聴く」という方法が加わるため、コンテンツ活用の選択肢が広がります。
本の内容を聴けるようになることで、視覚にトラブルを抱える方もコンテンツにアクセスできるようになり、図書館が身近な場所になっていくでしょう。
オーディオブックは図書館のホームページからタイトルを検索し、画面を通してそのまま聴けるため、図書館への来館や貸出・返却の必要がありません。
図書館に勤務する職員の貸出・返却業務が発生しないため、オーディオブックが普及するほど図書館職員の業務負担の軽減につながります。
実際にオーディオブックを配信している図書館の事例をみていきましょう。
富山県の南砺市立図書館では、オーディオブックの製作や販売管理を手掛けるオトバンク社が普及を進める図書館用オーディオブックサービスを導入しました。
図書館システムにアクセスし、ログインまたは利用カード番号とパスワードを入力して、オーディオブックのジャンルを検索して絞り込み、タイトルを選択するだけでコンテンツを聴けます。
参照元:南砺市立図書館(https://library.city.nanto.toyama.jp/?tid=100101)
神奈川県の横浜市立図書館では、オンライン上で貸出・返却ができる電子書籍サービスや、オーディオブック「声の本」を提供しています。オーディオブックのほかに、読み上げ対応の電子書籍を提供中です。
横浜市立図書館電子書籍サービスのホームページにアクセスし、ログインしてからオーディオブックのジャンルを選択し、書籍の選択ができます。
参照元:横浜市立図書館(https://web.d-library.jp/yokohama/g0101/top/)
オーディオブックは聴覚を使って図書を楽しめるコンテンツです。図書館システムにオーディオブックを取り入れることで、図書館の利用者層が広がり、既存の図書館ユーザーや図書館職員にとってもメリットが期待できます。
よりアクセスしやすく、多くの人が使いやすい図書館を目指す際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
以下のページでは、おすすめの図書館システムを紹介しています。導入するシステムに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。