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図書館に入っている図書館システムについて、便利ではありますがいくつか注意したいポイントもあります。本記事では、図書館システムの注意点を見ていきます。
図書館業務といっても予約の方法や貸出期間、貸し出しの上限冊数など細かい部分が異なります。そのため、図書館の業務にシステムが合わない可能性も考慮しておくべきです。システムを選ぶ際に、機能が図書館に合っているかどうかをチェックしておく必要があります。
図書館業務を補助してくれるシステムはいくつかありますが、中には使い方が難しいシステムもあります。事前に研修などを受けて使い方をしっかり学習しておかなければ、いざ業務を始めてみると使いこなせなかった、使い方が難しくて余計に時間がかかった、などということもあります。そのようなことにならないためにも、図書館に導入するシステムについては、事前研修で使い慣れておく必要があります。
図書館システムを導入すると、費用がかかります。新しいシステムを導入すれば費用がかかるのは当然と思うかもしれませんが、図書館システムにはさまざまな機能が盛り込まれているため、かなり高額になってしまう場合もあります。図書館によっては予算があまり潤沢でない場合もあり、システムの導入費用が負担となってしまう可能性もあります。また、システムは維持し続けるのにも費用が発生するため、はじめは良くても維持費が負担になってしまうこともあるでしょう。また、利用者の少ない図書館であれば費用対効果が良くない場合もあります。
どこの図書館も同じコンピューターシステムを導入しているわけではありません。図書館システムには種類があり、図書館に合ったシステムを選べるようになっています。図書館システムを導入すると際は、十分に検討したうえで慎重に選定しましょう。
図書館システムの導入が決まったら、あらかじめスタッフに使い方をレクチャーしておく必要があります。事前に研修などをしておかなければ、いざ使う段階になって使い方がわからないと戸惑うことにもなりかねません。また、パソコン操作に関しても、触ったことがない、使い方がわからないといったこともあり得ます。その場合は、パソコンに慣れることから始めなければなりませんので、図書館システムの導入まである程度の猶予を設けることをおすすめします。
図書館によっては、他部署との連携が必要な業務もあります。例えば、小中学校の図書室や役場との連携などです。場合によっては、学校で借りた本を図書館で返却することがあるかもしれません。よって、他部署との連携ができるシステムを必要とする図書館もあります。どの程度の情報を共有すべきか、どこまでの業務を図書館のシステムで行うかなども、きちんと話し合っておく必要があるでしょう。
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。