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未来の図書館はどうなる?

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2020年11月6日に、「図書館の本、スマホで閲覧可能に 文化庁が法改正検討」というニュースが配信されました。

図書館の蔵書の電子データを利用者のパソコンやスマートフォンに送れるようにする著作権法の改正を、文化庁が検討している。9日にも同庁の文化審議会が報告書をまとめる。法改正が実現すれば、市場に流通している書籍の内容の一部を手元の端末で読めるようになる。

 

著作権法は、小説などの作品をネット送信する際に作家らの許可を取ることを義務づけている。ただ、絶版本など手に入れにくい書籍の電子データは、国立国会図書館から各地の図書館の端末へ送信することが認められている。

 報告書案によると、著作権のうち、作家らが作品のネット送信をコントロールできる権利である「公衆送信権」を弱めることで、許可なしに図書館が利用者にデータを送れるようにする。

 

蔵書の内容の一部(単行本の場合は著作物全体の半分まで)を図書館で複写するサービスをデータ送信に広げる。現在は館内での手渡しや郵送など紙での提供に限られるが、ファクスやメールでデータを送ることも認め、利用者の端末で読めるようにする。絶版本など入手が難しい書籍は、国会図書館から利用者に直接送信できるようにする。いずれの場合もデータの印字が可能だ。

 

ただ、複写サービスの対象には流通している書籍も含むため、データ送信によって作家や出版社ら権利者に不利益が生じる恐れがある。報告書案では、権利者に補償金を支払うよう図書館を設置する自治体などに義務づけるとしている。

 

今春以降、新型コロナウイルスの感染拡大で国会図書館や公共図書館の休館が相次ぎ、研究者などからはネット経由で蔵書に直接アクセスしたいという声が高まった。こうした声を受け、文化庁はこの夏から文化審議会の作業部会で検討を重ねてきた。

 

文化庁は改正案を来年の通常国会に提出する方針だ。ただ、現在も売られている書籍のデータ送信を解禁することには大手出版社から反発の声も上がっている。(丸山ひかり、赤田康和)

引用元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASNC66QCYNC6UTIL02F.html

このように、図書館を取り巻く状況は日々変わっていきます。

変わらないのは、利用者にとって良い図書館でありたいと願う図書館員の想いかもしれません。

未来の図書館を考えるためのヒントが詰まったホームページや書籍をいくつかご紹介していきます。

未来の図書館研究所

私どもは図書館のこれからのあり方についての研究に取り組むことにしました。図書館の未来に目を向けることとは,私たちが過去から引き継いだものをきちんと未来につなげる努力です。未来のデザインは,急速な情報技術の進展や社会変化を理解し,それに対応したものでなければなりませんが,まずはコミュニティで共有する図書館の価値を確認しつつ,この活動に展開するのがよいと考えております。

引用元:未来の図書館研究所 http://www.miraitosyokan.jp/about/president_message/

上記は所長メッセージですが、そこにある通り、図書館のこれからのあり方を考える研究所です。

シンポジウムの報告、ワークショップ、調査・研究レポートなどがアップされており、海外の図書館レポートは、とくに興味深い内容になっています。

未来の図書館、はじめます

アカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG)代表取締役、プロデューサーである岡本真氏の著書。

2018年に発売された本書は、数多くの図書館をプロデュースしてきた岡本氏が、「図書館のはじめ方」をまとめています。

地域のハブとしての役割や知のアーカイブとして図書館への注目が年々高まり、各地で多くの計画が立ち上がっているが、実際の「図書館のはじめ方」は未整備な部分が多い。

多くの図書館の整備・運営の支援に携わり、多岐にわたる図書館をプロデュースしてきた著者が、みずからの経験に基づいていま必要とされる図書館整備の手法を惜しみなく紹介する。

図書館計画の読み方をはじめとした準備、図書館整備と地方自治体が抱える課題や論点、図書館整備の手法である従来方式/民間活用方式の長所と短所、具体的な進め方とおおよそのスケジュール――。

「どのように市民の意見を集約するのか?」「選定される事業者は?」など、よくある疑問への答えも簡潔にまとめ、図書館整備の勘どころをコンパクトに紹介する実践の書。図書館員や行政の担当者は必読。

これからの図書館

株式会社図書館流通センターで数々の図書館で業務委託やPFIの立ち上げに携わり、現在は同社取締役として活躍している谷一文子氏による著書。(2019年11月発売)

「図書館の過去、今、未来、そして使い倒し方を余すところなく語る」との解説の通り、ただ本を読むだけではない、現在の図書館について語られています。

この書籍に関する谷一氏のインタビューも、必読。

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