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図書館システム「LibrariE(ライブラリエ)」の強みともいえるのが、導入・運用がしやすく、電子書籍コンテンツの取り扱い点数が豊富といった点。運営する日本電子図書館サービスはKADOKAWAと講談社、紀伊國屋書店の三社が株主となりスタートした企業で、電子書籍を広く社会に提供しつつ、活字文化の維持発展も大切するといった理念を持っています。
LibrariEはクラウド型ソリューションなので、導入する図書館側でのハードウェアやインフラ環境の用意は不要。メンテナンスもお任せできますし。業務負荷軽減や運用コスト抑制などが期待できます。
加えて、「選書オーダリングシステム」という機能により、選書・購入や管理業務全般の業務効率化にもなるでしょう。
LibrariEの公式サイトによると、サービスとして提供される電子書籍は2020年9月現在、出版社数で100社以上、書籍点数で6万点以上と記載されています(2022年8月調べ)。出版社には講談社やKADOKAWAなど業界大手も含まれていますし、学術書や実用書の他、文芸やエンタテインメント、児童書など様々なジャンルのコンテンツをカバーしているのが特徴です。
LibrariEの公式サイトには導入事例として各図書館の館名が列記されています。
2022年8月8日現在の導入館数は合計612館。大学図書館は150館で、その一部をページ下部の「LibrariEを導入している図書館」にて紹介しています。
また、LibrariEは独自資料を電子書籍として配信したり、情報発信のポータルサイトとして運用できるのも強み。導入側のニーズに合わせた活用ができます。
導入形式 | クラウド |
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費用 | 要問い合わせ |
LibrariEはクラウド型図書館システム。導入時及び運用時の手間やコストを抑えられるのがメリットです。コンテンツ配信機能に加えて、業務の効率化を図れる「選書オーダリングシステム」機能も搭載。
講談社やKADOKAWAなど大手出版社を含む電子書籍を取り扱っていることもあり、文系の社会経済からアート系まで、新しいコンテンツのニーズが高い大学にマッチするでしょう。
大学図書館システム移行で、大学・図書館・利用者へのメリットを最大限に引き出すには、自館の規模や特色、抱えている課題に合うシステムを検討しましょう。
新潟青陵大学/新潟工科大学/茨城キリスト教大学/文教大学/十文字学園女子大学/神田外語大学/国際武道大学/大妻女子大学/共立女子大学/東洋学園大学/國學院大學/学習院女子大学/芝浦工業大学/亜細亜大学/桜美林大学/多摩大学/東洋英和女学院大学/関東学院大学/青山学院大学/愛知大学/中京大学/追手門学院大学/武庫川女子大学/神戸薬科大学/安田女子大学/広島国際大学/熊本保健科学大学
事例の詳細は記載されていませんでした。
日本電子図書館サービスは、KADOKAWAと講談社、紀伊國屋書店の三社を株主として2013年に設立された企業。2016年には大日本印刷及び図書館流通センターと資本提携するなど、書籍を取り巻く有力企業が手を携えて取り組む事業です。
「読者、図書館、出版社、著者を結ぶ新たな架け橋」ミッションとして掲げ、電子書籍を広く提供しつつ、活字文化の維持発展も重視しています。
会社名 | 株式会社日本電子図書館サービス |
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本社所在地 | 東京都品川区西五反田3-7-9 平澤三陽ビル9F |
電話番号 | 03-6420-0826 |
公式サイトURL | https://www.jdls.co.jp/ |
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
当サイトでは、図書館の種別ごとに人気システムを調査し、掲載していますので、導入の参考にしてください。