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京セラコミュニケーションシステム株式会社では、本の背表紙画像をAIで解析することにより、蔵書点検の効率化とICタグによる工数・導入コストの問題を解決するソリューション「SHELF EYE」を提供しています。本記事では、SHELF EYEの特徴や導入事例をご紹介します。
SHELF EYEは、京セラコミュニケーションシステム株式会社のICT技術を活用し、本の背表紙画像を解析して蔵書点検をスマートに行うAI蔵書管理サポートサービスです。
SHELF EYEは、専用機器の導入やコストがかからず、タブレット端末のみで蔵書点検と蔵書管理が行えるシステムです。 複数冊の本や書架ごとカメラで撮影するだけで、本の背表紙画像からタイトルや貸出履歴を解析・特定し、タイトルなどをリストとして出力します。
1冊ずつ手に取って本を確認する必要がなく、まとめての解析も可能なため、本の読み取り作業や一斉点検作業などに活用可能です。 解析した本を、その図書館における利用情報と組み合わせて色付けを行って視覚的にチェックできる「リアルタイム書架点検機能」も搭載されています。
書架を撮影し、背表紙を解析した際に特定された本は点検要CSVデータとして図書館システムに取り込まれます。このとき、所在不明の本を自動的に抽出することも可能で、所在不明の書誌リストとして新たに出力が行なえます。
京セラコミュニケーションシステム株式会社が提供する「セルフ貸出機」は、利用者自身で手軽に貸出し処理が行えるシステムです。
SHELF EYEはこのセルフ貸出機と連携させられるため、背表紙画像から借りたい本を一括で識別し、本の情報をチェックしてから借りることができます。
2022年にオープンした鹿児島市立天文館図書館では、AI蔵書管理サポートサービス・SHELF EYEを導入しています。利用者にとって利便性の高いサービスとしてSHELF EYEを提供しながら、運用コストの削減にも取り組んでいます。
参照元HP:京セラコミュニケーションシステム株式会社公式HP(https://www.kccs.co.jp/ict/service/shelfeye/)
京セラコミュニケーションシステム株式会社は、1995年に京セラ株式会社から分離独立した情報システム企業です。
現在ではICTやエンジニアリングのほかに経営コンサルティングの事業も展開し、通信エンジニアリング・環境エネルギーエンジニアリングの分野に携わっています。
会社名 | 京セラコミュニケーションシステム株式会社 |
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本社所在地 | 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6(京セラ本社ビル内) |
電話番号 | 0800-0808123(代表) |
受付時間 | 公式サイトに記載なし |
図書館の種類によって利用者の求めるサービスや情報の範囲が異なります。例えば、公共図書館では貸出・返却処理の効率化が重要であり、大学図書館では学術的な検索機能やリポジトリ管理が求められます。
適切な図書館システムを選ぶことは、図書館の運営効率化だけでなく、利用者の満足度向上や継続利用につながります。
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